2025.12.27

プロバレエダンサーとして海外で生き抜く力

バレエ学校の生徒と、プロのダンサー。
その決定的な違いはどこにあるのでしょうか?
入団して5年。最近、プロの世界でやっていくために本当に大切なことが少しずつ見えてきた気がします。
■ 「成長」が仕事だった学生時代
バレエ学校時代、求められるのは「先生に言われたことを忠実にこなし、一生懸命頑張る」という、ある意味純粋な世界でした。
努力すればするほど上手になれるし、レッスンが生活のメイン。
食事は食堂があり、自分の成長のことだけを考えていればよかった。今思えば、とても守られた環境だったのだと感じます。
■ 「想定外」を乗りこなすプロの世界
しかし、プロになるとそうはいきません。
• 2日前に急な代役が決まる
• 夜21時近くまでぶっ続けのリハーサル
• 10日間連続公演などの過酷なスケジュール
生活リズムが乱れがちなのは当たり前。たとえ風邪気味でも、舞台は待ってくれません。そんな状況で求められるのは、単なる技術以上の**「臨機応変な柔軟さ」**です。
■ 心を折らないための「セルフケア」
イレギュラーが続く中で私が大切にしているのは、「細かいことを気にしすぎないこと」
完璧主義になりすぎず、不利な状況でも乗り切った自分をしっかり褒めて、心のバランスを取ってあげるようにしています。時には美味しいものを思い切り食べたり、何よりも睡眠と体のリカバリーに全力を注いだり。
「自分で自分の機嫌をとる」ことも、プロの立派なスキルの一つです。
■ 異次元の体力の持ち主たち
……とはいえ、中には驚くような同僚もいます。
「昨日は夜通し飲んでたんだよね」なんて言いながら、翌日の公演をこなす同僚(笑)。その底知れぬ体力は一体どこから湧いてくるのか、本当に不思議です(笑)。
もちろん彼らは特殊な例で、参考にはなりませんが……!
変化の激しいこの世界。
これからも、ストイックさと柔軟さをバランスよく持ち合わせて、一回一回の舞台を大切にしていきたいと思います。