2023.09.09

リユース文化

ロシアに住んでいると感じるのは、何かが壊れたときにすぐに新しいものを買ったり、修理屋に頼んだりするのではなく、まずは自分で直そうとする人が多いことです。そして、実際に多くの場合、その人たちは物を直してしまいます。また、物をすぐに捨てず、再利用する習慣が根付いているように感じます。例えば、友達に借りたものをジップロックに入れて返したら、そのジップロックをまだ使っているそうです(笑)。

このような習慣は、おそらくソ連時代に物が限られていた影響もあるのかもしれません。以前住んでいたマンションの大家さんも、棚が壊れたり水道が漏れたりしたときには、自分でドリルや工具セットを持ってきて修理してくれました。

便利な世の中になった今でも、自分で何かを修理したり作ったりできる人が多いです。そして、瓶を捨てずに野菜の塩漬けや花瓶として再利用する人は、お年寄りだけでなく多くいます。さらに、マンションなどの共用ゴミ置き場の隣には、「誰かに使ってもらえるかも」という物を置いておく習慣もあります。

このように物を大切にする文化は、とても素晴らしいと思います。