2023.09.20

バレエ団でのモチベーション

バレエダンサーという職業柄、常に評価され比較されるため、無意識のうちに自分も他人と比べてしまうことがあります。ただ、留学時代からずっと超絶美しい人たちの横で過ごしてきたので、良い意味で開き直っています。見た目に対するコンプレックスはあまりなく、自分の個性や魅力として捉えられるようになりました。
それと、個人的に良いと感じる点は、私がとにかく踊ることが好きで、それだけで仕事ができるというシンプルなモチベーションがあることです。
「どんな役を踊りたいとか、ソロのパートを踊りたいとか」というような目標がないのかと同僚に聞かれたりしますが、もちろんソロや大きな役を踊ることにはやりがいがあります。実際に役を得たときはとても嬉しいです。ですが、私にとっては朝のクラスレッスンも公演も、踊るという行為において同じ程度の充実感があり、楽しいです。
だから、外の状況に影響されずに、一定のモチベーションで自分自身に集中できるのかもしれません。
ロシアのバレエ団では、公演がなくてもレッスンを受ければお給料が出るので、その意味で天職だと感じます(笑)。