プロバレエダンサーとして海外で生き抜く力

バレエ学校の生徒と、プロのダンサー。
その決定的な違いはどこにあるのでしょうか?
入団して5年。
最近、プロの世界でやっていくために
本当に大切なことが少しずつ見えてきた気がします。
■ 「成長」が仕事だった学生時代
バレエ学校時代、求められるのは
「先生に言われたことを忠実にこなし、一生懸命頑張る」
という、
ある意味純粋な世界でした。
努力すればするほど上手になれるし、
レッスンが生活のメイン。
食事は食堂があり、
自分の成長のことだけを考えていればよかった。
今思えば、とても守られた環境だったのだと感じます。
■ 「想定外」を乗りこなすプロの世界
しかし、プロになるとそうはいきません。
• 2日前に急な代役が決まる
• 夜21時近くまでぶっ続けのリハーサル
• 10日間連続公演などの過酷なスケジュール
生活リズムが乱れがちなのは当たり前。
たとえ風邪気味でも、舞台は待ってくれません。
そんな状況で求められるのは、
単なる技術以上の「臨機応変な柔軟さ」です。
■ 心を折らないための「セルフケア」
イレギュラーが続く中で私が大切にしているのは、
「細かいことを気にしすぎないこと」。
完璧主義になりすぎず、不利な状況でも
乗り切った自分をしっかり褒めて、
心のバランスを取ってあげるようにしています。
時には美味しいものを思い切り食べたり、
何よりも睡眠と体のリカバリーに全力を注いだり。
「自分で自分の機嫌をとる」ことも、
プロの立派なスキルの一つです。
■ 異次元の体力の持ち主たち
……とはいえ、中には驚くような同僚もいます。
「昨日は夜通し飲んでたんだよね」なんて言いながら、
翌日の公演をこなす同僚(笑)。
その底知れぬ体力は一体どこから湧いてくるのか、
本当に不思議です(笑)。
もちろん彼らは特殊な例で、参考にはなりませんが……!
変化の激しいこの世界。
これからも、ストイックさと柔軟さをバランスよく持ち合わせて、
一回一回の舞台を大切にしていきたいと思います。


