ロシアのバレエ団はとにかく公演数が多く、月にもよりますが、クラシックバレエは2-4作品、その他コンサートやオペラ作品の出演などで、平均して月10-15公演ほど舞台に立ちます。お正月シーズンはくるみ割り人形を連続20公演とかやったりするので、頭がおかしくなりそうになります。笑。
そのため、１つの公演にかけるリハーサル数は通常2,3回ほどです。ほとんどの人がすでに踊ったパートを踊るので振り付けを思い出す感じです。新しいパートを配役された場合はこのリハーサルまでにビデオで覚えておく必要があります。
私は振り覚えがめちゃくちゃ早い訳ではないので、代役で２日前に振り覚えを命じられた時は頭から湯気が出そうになりました。ドラえもんの暗記パンが欲しくなります。
先輩の中では当日になって代役に入る人もいたりして、本当すごいと思います。

これらの定番の公演ではなく、新作の場合は数ヶ月かけて振り渡しを他のリハーサルとの同時並行で行います。