留学時代には数々のハプニングがありましたが、特に印象に残っているのはIKEA遭難騒動です。
学校が休みの日、クラスメイトとIKEAに行くことになり、バスで1時間かけて到着しました。しかし、帰りにバスを乗り間違え、気がついた時には全く違う方角に進んでいました。当時、私のロシア語は初級レベルでしたが、頑張って運転手さんに状況を説明し、正しいバスに乗り換える方法を教えてもらいました。

下車して次のバス停を探していたのですが、なかなか見つからず、この時外気温はマイナス20度以下で、時計はすでに20時を過ぎていました。さらに追い打ちをかけるように寒すぎて携帯電話が使えなくなりました。この時の無力感は半端では無かったです。

幸い私は1人ではなく、3人でこの困難に立ち向かっていたので何とか乗り越えられました。何とかバス停を見つけ門限を1時間以上過ぎて学校に戻りました。寮母にはもちろんこっぴどく叱られましたが、誰も携帯が使えなくなるとは思っていなかったし、とにかく無事に戻れて良かったです。