バレエの舞台裏では、公演の前日や当日に病気やアクシデントによりダンサーが急に出演できなくなることがしばしばあります。通常、微熱や少しの足の痛みくらいでは、薬を飲んで舞台に立つことができますが、出演が不可能な場合もあります。

そんな状況が、最近のロミオとジュリエット（ロミジュリ）の公演で発生しました。公演前日の夜中に、あるダンサーが急遽出演できなくなりました。彼女は1幕から3幕まで全てのシーンに出演予定でしたので、他のキャストが彼女の役を分担してカバーすることになりました。

公演当日の朝、私たちは急いでリハーサルを行い、準備に取り組みました。トゥシューズの染め替えから始まり、振り付けの詳細まで、急ピッチで進められました。そして実質半日で振りを覚え、それぞれの役を演じる準備をしました。このような緊急時の協力と臨機応変さは、プロフのバレエダンサーに求められる大切な要素の一つですね！